自分の不動産がいったいいくらぐらいになるのか?そう思っている方は非常に多いと思います。
その時にまず思いつくのが不動産屋さんに査定をしてもらう方法だと思います。
この方法の場合は、かなり具体的な話が聞けますのでとても参考になると思います。ところがこの方法には大事な要素があります。それは「実際の売却の有無」です。今すぐ売却するつもりはないけど不動産の価格は知りたい。この場合は不動産屋さんに自分の不動産の価格を調べてもらう方法はお勧めしません。なぜなら、不動産営業マンは仕事にならないことが分かっているため安易な対応をする場合があります。
それでもしっかり査定をさせる方法があります。
それは「実際は売却をするつもりはないが売却前提で話を伝える」という方法です。
簡単に言うと嘘を付くということですから気が進まないという方もいると思いますが、不動産営業マンも査定をしたら必ず売却の依頼がもらえるとも思ってませんので、そのように伝えることが営業マンへの気配りだと思っていただければよろしいかと思います。
ただ、注意すべき点もあります。
不動産会社は営業会社です。依頼をする際に色々な質問をされますので、その中で「実際の売却の有無」を判断します。日々の営業の中で売却の相談は尽きません。本気で売却を考えている方とそうでない方の見分けは経験上つきます。その結果、安易な対応や恥ずかしい気持ちになることなどがあるかもしれません。さらに、もう1点注意すべき点があります。営業会社である以上、営業の連絡が頻繁に来るようになります。不動産会社の方針によっては自宅まで来ることもあるでしょう。
これらを加味しても、不動産屋さんに自分の不動産の価格を調べてもらいたいという方はこの方法で「いくつか」の不動産会社に査定の依頼をしてください。なぜなら、①各社査定方法が違う②不動産会社ごとに強み弱みがある③担当する営業マンによっても違うからです。そうすることで査定内容を比較し自分の不動産の価格を知ることができます。1社で判断しないということが大事です。
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